Sheep it!レンダーファームでBlender2.81が対応したという情報は知っていたものの完全に検証し忘れていたので検証していきます
そもそもSheep Itとは?
Sheep ItはBlender専用のレンダーファームと呼ばれる要はレンダリング代行サービスとなります。
魅力として完全無料で使える点があり、私もよく利用しています。
無料の理由
レンダリング代行してもらうのにはポイントが必要となり、そのポイントを得るためには他の人のプロジェクトをレンダリングする必要があります。
つまり、空いてる時間は他人のプロジェクトをレンダリングし、自分がレンダリングしてほしいときはためたポイントを使いレンダリングしてもらう形になります。
メリット
レンダリングを代行してもらうということで自分一人でレンダリングするよりも早く終わるケースがあります。
デメリット
レンダリングを代行している人の作業環境によっては自分でレンダリングしたほうが早い場合があります。
レンダリングを代行してもらうということでレンダリング結果が相手から見えてしまう可能性があるので商業案件の場合は注意が必要となります。
Blender Advent Calender 2017で公開されたyuinoreさんの記事が最高にわかりやすいので紹介させていただきます。
Intel Open Denoiserとは
Intelから公開されたオープンソースのAIデノイザーでございます。
スゴイヨ!
これとかIntel Open Image denoiserで書き出したヨ!
Sheep ItでIntel Open Image Denoiserを試そうじゃないか
本題です。
(当記事では基本的なSheep Itの取り扱い方法がわかっている前提で話を進めていきます。)
Blender側の設定
Intel Open image Denoiserを搭載されたBlenderでプロジェクトを開く(2.81以降)
コンポジットでデノイズの設定をする
(未だに正しい接続方法を知らない)
テクスチャなどを使用しているシーンの場合は必ずデータパックの作業を行うこと
(データのパック作業を行わないとデータが正しく参照されずに真紫になります)
Sheep It側の設定
Sheep Itへアクセス
Project -> Add Your Project
Executable to use を必ず2.81以降のバージョンにしてください。
「If you split frames,denoising will be disabled.」という文言がありましたが、コンポジットでデノイズをかけているIntelデノイザーには影響がないのかな~?と思ってみたり
Add this blendでレンダリングをリクエストします。
レンダリングされないケース
1. バージョンが2.81以降を指定していない
先ほどExecutable to useを2.81以降でレンダリングする話をしましたが、これを2.81未満のバージョンを指定するとレンダリングができません
2.リクエスト先のPCが対応していない
Intel Open Image Denoiserの最低使用環境として、「SSE4.1」をサポートするCPUが必要となります。
→解決策として該当フレームのみリセットする方法があります。
おわり