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初心者による技術系のメモ

【Blender】空間上にランダム複製 memo005

空間上にランダム複製

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オブジェクトを空間上に(静止状態の)オブジェクトをランダムに複製する方法

 

 

 

 

 

 

 

範囲を設定する

 パーティクルシステムを適用するオブジェクトのボリューム内にオブジェクトをランダム配置させるので、予めランダムオブジェクトを配置させる範囲が必要となります。

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 今回はUV球を範囲とします。

 

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 パーティクルタブへ移動します。

 

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 新しいパーティクル設定を作ります。

 

パーティクルシステムの設定を変更する

  パーティクルシステムを活用してランダム複製を行うのに必要な設定を行います。

 

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 「開始・終了」の値を0にします。 

こうすることによって一度に「数」の値のパーティクルを出現させることができます。

また、「寿命」の値を変更することによって入力された値(F)だけパーティクルが出現しているので50F以上、ランダム配置を行う場合は適宜変更していきましょう。

 

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 パーティクルの発信源を「ボリューム」に変更します。

また、発信源の設定下部にある「ジッター」「ランダム」「グリッド」ですが、

「ジッター」:選択後出現する「発生個所数/面」に値を入力することによって発信源の数を決められる

「ランダム」:その名の通りランダム

「グリッド」 :発信源が綺麗に配列される

のようになっている。

 

 

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 「ノーマル」の値を0にする。

 ノーマルの値を0にすることでパーティクルの法線方向への移動を無効化できます。

現段階では分かりづらいですが、次の設定を行うことでハッキリわかるようになります。

 

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 「重力」の値を0にする。

 重力の値を0にすることで重力を無効化します。

(1になっている場合下方向に9.8の力が加わる)

 

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 以上の設定をすることによって上記画像のように範囲オブジェクトのボリューム内にランダムにパーティクルを配置することができました。

(標準設定だと点々が表示されているはずです)

 

 この点々たちをオブジェクトに変えていきます。

ランダムに複製させるオブジェクトを指定する(単体)

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 ランダムに複製したいオブジェクトを配置します。

今回は立方体にしてみました。

 

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 範囲オブジェクトのパーティクル設定内のレンダータブの設定を【オブジェクト】に設定します。設定することで表示されるオブジェクト選択バーにてオブジェクト(画像では立方体)を指定します。

 

ランダムに複製させるオブジェクトを指定する(グループ)

 二種類以上のオブジェクトをランダムで複製させたい場合には、複製したいオブジェクトを一つのグループに設定し、パーティクルシステム内でグループを指定する必要があります。

 

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 というわけで先ほどの立方体に加えてスザンヌを配置してみました。

 

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 ランダムに複製させたいオブジェクトを複数選択し、【Ctrl+G】でグループ化します。

 

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 グループ化されたかどうかはオブジェクトタブから確認できます。

 

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 範囲オブジェクトのパーティクル設定(レンダー)に戻り、先ほどまで「オブジェクト」だった項目を「グループ」に変更します。

 下部にグループを指定できる箇所が出現するので先ほど作成したグループを選択します。

 

 これで複数のオブジェクトをランダムに複製することができます。

 

レンダリング

 レンダリングする際に必要な設定をしていきます。(Cyclesレンダー前提)

複製元オブジェクトのレンダリング非表示

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 画像の通り、現在の状態だと複製元のオブジェクトが表示された状態でレンダリングされてしまいます。

これを解決するのに複製元オブジェクトをレンダリング時に非表示にする設定(アウトライナーの眼のマークを無効にする)を行うと複製されたオブジェクトもレンダリングされなくなってしまいます。

解決策として複製元のオブジェクトを別レイヤーに移動させてレンダリング時に移動させたレイヤーを表示させない方法があります。

 

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 複製元のオブジェクトを選択し、【M】キーでレイヤー移動を行えます。

 

範囲オブジェクトを非表示にする

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 範囲オブジェクトのパーティクル設定内の「エミッター」を無効にします。

 

 

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おまけ

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回転とか

 

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サイズ・ランダムサイズ

 

を変更すると面白いかもね~ 

 

あと、範囲オブジェクトを選択してAlt+Cメッシュ化を行うことでメッシュ化することできるよ~