美味しい焼き鳥屋さん

初心者による技術系のメモ

【Blender 2.8~3.0~】 BlenderのPythonに外部ライブラリ(Spotipy)をpip経由でインストールする【メモ】


BlenderPythonにライブラリを追加するのに大変苦労したのでまとめる
(プログラミング初心者が書いた内容なので内容はお察しください)

やりたいこと

BlenderでSpotipyを操作できる画面を作りたい

そのためにSpotifyAPIであるSpotipyを使いたい

もちろんBlenderSpotifyAPIなんて入っているわけがない

入れるか

ということで入れるためのお話です。

動作環境

結果から先に解決法

youtu.be

フロー

  1. Blender内で動作しているPython環境を見つける
  2. PowerShellもしくはcmd上でBlenderPython環境にpipをインストール
  3. インストールしたpipを経由して利用したいライブラリをインストール
  4. PowerShellもしくはcmd上でimport文を呼び出して導入に異常がないかを確認する
  5. 異常がある場合は別途対応

詳細

1.BlenderPythonコンソール上で下記のプログラムを実行してPython環境を検索する
import sys
sys.exec.prefix 
2.PowerShellを管理者権限で起動
3.BlenderPythonにpipをインストール

以下の内容をPowerShell上で実行してBlnederPythonにpip(ensurepip)をインストール

cd 'blenderの場所\バージョン名\python' .\bin\python.exe -m ensurepip

cd以降のアドレスについてはpythonコンソール上で出力された内容をコピペすればよい

4.pipのインストール確認

Blenderの場所>バージョン名>python>scriptsフォルダにpipが格納されていることを確認
(ここで格納がされてないとpipのインストールが上手くいってません)

5.pipを経由してライブラリをインストール

以下の内容をPowerShell上で実行してライブラリをインストールします。

cd 'blenderの場所\バージョン名\python' .\scripts\pip3.exe install Spotipy

自動でインストールが開始されます。
必ずBlender環境のpipからインストールを行うこと!!!!!!

6.インストールができたか確認をする(pip上)

まずは、pip上で確認をしてみる

cd 'blenderの場所\バージョン名\python' .\scripts\pip3.exe list

pip listを使ってBlnederPythonの中のライブラリ一覧を確認し、目的のライブラリが入っているかを確認する

7.インストールできたか確認をする(Blender上)

次にBlenderPythonコンソール上で確認する

import Spotipy

エラーが出なければOK

初心者が躓いた内容

この動画に巡り合うまでに躓いたポイントを箇条書きでまとめる参考になればいいね

(Blenderは各バージョン(実行ファイル)ごとにPython環境が異なる)

  • OSによるコマンドの違い
  • pipをBlenderPythonではなくWindows側のPythonにインストールしてしまう
  • 目的のライブラリをBlenderPythonではなくWindows側のPythonにインストールしてしまう
  • pip listでライブラリのインストールを確認しようとしたところWindows側のpipを指定してpip listしていた
  • SpotipyをインストールしてもSixライブラリとの互換性でなぜか複数回エラーを吐かれた

→Sixライブラリ、Spotipyライブラリの順でuninstall した後にSpotipyライブラリをinstallで解決
(互換性の問題?お前環の可能性もあり)

今回のライブラリインストールにあたって参考にさせていただいたサイト

blendstudy.readthedocs.io
bluebirdofoz.hatenablog.com
note.com
blenderartists.org
www.tcom242242.net

【Blender3.0】アドオン・スクリプトで実行時に単純に音を出す(メモ)

winsoundモジュールを使用することで音を出せる

Blender内臓のPythonパッケージにwinsoundが入っていたので)
Windows環境では動作しましたが、LinuxMac等の環境で動作するかは不明

単純なビープ音を再生

#winsoundのインポート
import winsound

#音(ビープ音)を鳴らしたいときに下記を挿入
winsound.Beep(1000, 100)

手元に音声ファイル(wav)のパスを指定してあげることで再生ができる

#winsoundのインポート
import winsound

#任意の音声ファイルを流したいときは下記を挿入
winsound.PlaySound(ファイル名, winsound.SND_FILENAME)

実行ファイルと同一の階層に音声ファイルがある場合は音声ファイルのファイル名だけでOK

アドオン導入時に音声を同梱してosモジュールを使ってパス指定したりして上手いことできそう

注意

単純にwinsoundモジュールを使っただけだと逐次処理(順次処理)のため、音声再生中は操作不能になる
並列処理勉強しなきゃ

あとがき

colorful-pico.net
ぬっちさんのBlenderアドオン開発ページにも音声再生に関するページがありました。
audモジュールの方が高度な設定ができますので、音量設定やピッチ編集などを行う場合はコチラを参考にしましょう

【Blender3.0】Free GN Presets V1.0.11 を自分なりに解釈 + 他のPresetの紹介

Blender Advent カレンダー2021

Qiitaで開催されているAdventカレンダーです。
Blenderアドベントカレンダー18日目の記事になります。
前日はSaitoTsutomuさんの「Blenderでメッシュをきれいにするには」でした。
PolyQuiltアドオン試したことが無かったのでこの機会に試してみようかな…
(ずっとスカルプトのスムーズかCtrl+Vから頂点編集→頂点をスムーズにするで頑張っていました…)
qiita.com


例年「Adventカレンダーに参加しようかな~、でもネタないしなぁ~」
と思っていたところBlender3.0のバージョンアップやGeometryNodeの本格搭載ということで参加させていただきました。
qiita.com

  • Blender Advent カレンダー2021
  • Free GN Presets V1.0.11 - Blender Geometry Nodes 3.0 Field
    • 何ができるの?
    • ダウンロード先
    • 作例
  • インストール方法(Tips)
    • 導入方法
    • blendファイルの名称について
    • NodePresetアドオンの無効化を推奨
    • 注意点
  • 各ノードの説明(超要約かつ一部抜粋)
    • Falloffシリーズ(ZX01_Falloff)
      • G_Spline_Falloff
      • G_Directional_Falloff
      • G_Radial_Falloff
      • G_Proximity_Falloff
      • G_Delay_Falloff
    • Noiseシリーズ(ZX02_Noise)
    • Mix_Vector
    • その他
      • G_Grid_of_Correct_Indices
      • G_Translate_Position
      • G_Normal_Displacement
      • G_Attribute_Mesh
      • G_Time_Info
      • G_Index_Reverse
      • G_Random_Transform
      • G_Sin_Function
      • G_Points_Distribute
      • G_Fill_Volume
      • G_Follow_Splines
      • G_Curve_Deform
      • G_Bevel_Curve
      • G_Curve_Deform
      • G_Hexagon_Distribution
      • G_Negati
      • G_Attribute_to_Instances
      • G_Attribute_Mesh
      • G_Attribute_Spline
      • G_Implicit_Attribute
    • 実際に触ってみた感想
  • 他のGeometryNode Preset
    • Erindale Toolkit - Advanced Geometry Nodes Groups (UPDATED FOR FIELDS)
  • おわりに
続きを読む

【Blender3.0】GeometryNodeを学ぶ Part02

t0rry.hatenablog.com
前回の記事の続き
相変わらず自分向けのメモ
Blender3.0がリリースされたのでBlender3.0環境で色々とメモ

  • Blender 3.0 Beginner Geometry Nodes Tutorial
    • 学べる内容
    • 成果品
    • 制作、ワークフローの大まかな工程
      • 茎(ベース)
      • 茎(ベベルを制御)
      • 茎(メッシュ化・マテリアル付与)
      • 葉っぱ(生成1)
      • 葉っぱ(生成2)
      • 葉っぱの並び替え(回転)
      • 葉っぱの発生率の調整
      • 葉っぱの大きさ
      • 葉っぱ個別の回転の調整
      • 茎+葉っぱ
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【Blender】Geometry Nodeを学ぶ

Geometry Nodeを学ぶにあたって視聴した動画と感想をメモ
Geometry Node自体が開発中の機能なため、使用されているノードの仕様や動作が変更されている可能性があります
(下線は視聴中・もしくは視聴予定のコンテンツ)

  • Basic(基礎)
    • Introduction to the new Geometry Nodes series
      • Introduction to the new Geometry Nodes in Blender
      • Introduction to Geometry Nodes Part 2
    • Geometry Nodes For Beginners series
      • 01 Introduction - Geometry Nodes For Beginners / Blender 3.0
      • 02 Whys and Hows - Geometry Nodes For Beginners / Blender 3.0
      • 03 Interface and Basics -Geometry Nodes For Beginners / Blender 3.0
      • 04 Applying Materials -Geometry Nodes For Beginners / Blender 3.0
      • 05. Understanding Basic Math -Geometry Nodes For Beginners / Blender 3.0
      • 06 Displacing Geometry -Geometry Nodes For Beginners / Blender 3.0
  • 実例系(Abstract)
    • Geometry Node Basics #1 - Proximity effect in 5 minutes (Blender)
    • Create a Reveal Effect in Blender Geometry Nodes using Linear Falloff
    • [Practice] Knitting Animation - Blender Geometry Nodes Field Prototype
  • 実例系(モデリング
    • Blender3D - Creating a procedural Building with Blender 2.93 Geometry Nodes (TUTORIAL)
    • Geometry Nodes Power Lines - Blender Tutorial
    • City Scatter With Geometry Nodes In Blender 3.0 [Procedural Buildings 1.4]
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【Blender】カメラフォーカスの座標を取得する Python


とりあえずカメラのフォーカス座標の取得ができたのでメモ

  • カメラのフォーカス座標取得までのフロー
  • 詳細
    • 1.情報の取得方法
    • 2.極座標変換について
      • 極座標変換を行うにあたって必要な情報の取得
      • 仰角の取得(φ)
      • 方位角(Θ)
      • 動径(r)
      • 極座標変換
      • カメラの位置を反映させる
  • 実際にアドオンで使用したコード
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Character Creator 3 Headshotを使ってみる

 


前回の記事の続きです。

購入先

 

使用方法

Headshotを有効化する

f:id:t0rry:20210911103022p:plain

画面上部に「HEADSHOT」が表示されている場合はクリック

 

※表示されていない場合は

①HEADSHOTのインストールが完了していない

②設定でUI上から見えなくしている

の2つが考えられる

 

①Reallusion Hubからインストールを行ってください

 

②下記の様に操作を行う

f:id:t0rry:20210911103221p:plain

Plugins → Headshot → Toolbar 

使用するモードを選択する

f:id:t0rry:20210911103353p:plain

"AUTO"モードと"PRO"モードがある
モードによる違い

AUTOモード

f:id:t0rry:20210911103858p:plain

①生成されるテクスチャが1K

②全自動

③自動で髪も生成

④優秀なテクスチャブレンド(intelligentを優秀と意訳しています)

使い道:メインキャラではなく背景NPC、短時間でモデルが必要な時

 

PROモード

f:id:t0rry:20210911103911p:plain

①生成されるテクスチャが4K

②写真を取り込み後、編集が必要(re-projection)

③Image Matching

④編集可能なマスク

使い道:メインキャラ、確実なキャラメイクが必要な時

AUTOモードを使ってみる

f:id:t0rry:20210911104654p:plain

AUTOモードの画面

1.使用する画像を取り込む

 ①顔写真に向けてD&Dもしくはコピー&ペースト

 ②顔写真部分をダブルクリックしてフォルダーウィンドウから画像を選択

画像の適用条件は下記を参考に

manual.reallusion.com

2.身体・顔のタイプを選択する

f:id:t0rry:20210911105008p:plain

上段:身体のタイプ

Current : 現在の身体を利用する

Male : 男性

Female : 女性

Baby : 幼児

Neutral : 中性 

 

下段:顔のタイプ(選択した身体のタイプによっては表示されないものもある)

No Mask : 化粧なし

Clean Soft : 綺麗な肌 (標準的な女性の肌)

Clean Rough : 傷などがある

Scalp : 頭皮がある

Beard and Scalp : 顎鬚・頭皮がある

Old : 高齢者

 

警告(?)

①HeadshotはCC3、CC3+のキャラクターのみサポートされています。

②この動作は元に戻せません(一度計算したら1からやり直してね)

 

3.選択が終了したら「Generate」クリックで計算が始まります。

f:id:t0rry:20210911110021p:plain

 

f:id:t0rry:20210911110437p:plain

橋本環奈さんでやってみました

f:id:t0rry:20210911110520p:plain

自動で髪の毛も生成されています(Haircut)

 

f:id:t0rry:20210911110617p:plain

やはり拡大するとテクスチャの粗が見えてしまうため、メインモデルを作りにあたってAUTOモードはあまり推奨されないようです

 

PROモードを使ってみる

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操作方法はAUTOモードと同じです。

画像を取り込み→身体・顔のタイプを選択→Generate

f:id:t0rry:20210911111307p:plain

AUTOモードと比べて眉毛などがクッキリしていることがわかります。

しかし、元画像の画角の影響かエラが張ってますので修正します。

※PROモードでは自動で髪が生成されないため、参考例のような眉や頬に髪の毛がかかっている画像は推奨しません

 

4.形状の修正

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Active Sculpt Morphを有効にすることでモーフ変形で形状修正が行えます。

f:id:t0rry:20210911111937p:plain

修正しました

 

5.形状の修正(画像マッピング

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Image Matching機能を利用することで取り込んだ画像データとモデルを照合しながら作業が行えます。

 

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Show Photo: 表示されている画像についての編集項目です。

-Opacity : 透明度

-Gratscale : 画像を白黒画像にするか

-COntrast : コントラスト

 

Camera Setting: ビューについての編集項目です。

-Zoom View : ビュー上のZoom (Alt + マウスホイールと共有の値)

-Lens : ビュー上のレンズ (おそらく焦点距離

 

Reset to Default Lens : デフォルト値に数値が戻ります

 

形状の修正が終わったら「Re-Project Photo」をクリックし、形状に対してテクスチャを再度マッピングさせます。

 

5.キャラクターに髭が生えていた場合

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Skin TypeをBeard and Scalpにすることでテクスチャを馴染ませてくれるそうです。